将来のために、投資を始めたいけれど、リスクを考えるとなかなか踏み切れないと頭を悩ませる人もいるでしょう。
定期預金のように元本割れしない投資法もありますが、超低金利状態が続く現在ではまとまった金額を預けても、ほんの僅かの利息しか付かないことになります。
それだけに、資産をしっかりと増やしたいと考えるのであれば、定期預金以外の投資法も検討しておくことが有効です。
定期預金以外の投資法は、元本割れのリスクが付きまといます。
比較的安全と言われる投資信託であっても、景気などの影響で元本割れを起こしてしまう可能性がないとは言い切れません。
そんな投資による元本割れなどのリスクを少しでも軽減したい、なるべく安全に投資をしたいという場合は、一つの投資法に集中させないようにしておくと良いでしょう。
株式投資を始める時に、一つの銘柄を購入するために余裕資金を全て使った場合、その銘柄が暴落をしたり、企業自体が倒産してしまえば資産を失う原因となってしまいます。
こうした状態を避けるために有効な方法が、分散投資です。
長期保有を選ぶ場合でも、一つの銘柄のみを保有するのではなく、複数の銘柄を保有するようにすれば、どれか一つの銘柄が暴落をしても他の銘柄で補填ができる可能性が生まれます。
勿論、相場全体が大きく下がる可能性がないとは言い切れませんが、そんな中でも上がる銘柄が存在するということは珍しくありません。
それだけに、株式投資一本で勝負をする場合は、一つの銘柄のみに固執せず、分散投資を検討しておくことがおすすめです。
それ以外にも、株式投資以外に定期預金や投資預金を組み合わせるなど、複数の投資法を活用するという方法も有効です。
どれか一つの投資法で大幅な元本割れを起こしたとしても、他の資産が無事であれば、資産を一気に失うことを防ぐことができます。
こうした分散投資に挑戦をしたい場合は、NISAという形を選んでみると良いでしょう。
NISAは、毎年120万円までの投資によって得た収益が非課税になるという制度です。
投資方法を自由に選べることが特徴で、株式投資や投資信託など、複数の投資法を組み合わせることができるようになっています。
どんな投資法があるのか、どうやって組み合わせていけば良いかなど、実際に触れて学びたいという場合は、お得に収益を受け取ることができるNISAの活用を考えておくと良いでしょう。
その上で、本格的に投資を始めれば、リスク回避を考えた取引ができるようになるでしょう。